サブエピソード集4-2

連続です、連続。

というわけでこんばんは。ミルフィー(牛乳瓶)です。

この冒頭のあいさつって別に多人数でサイト運営してるわけじゃないから要らないと思うんです。

でも挨拶は大事です。どっかのニンジャワールドでも似たようなこと言ってた気がします。

今回は牛乳物語4章のEp.26~Ep.50をお届けします。

TerapadのReplace(置換)機能をちょっと工夫して使ったら、過去ツイログからエピソード持ってくるのがすごく楽になりました。

この回はあれかな、ちょっと時系列の動きを意識しながら読まないとちょっとわけわからないと思います。
もともとわけわからないから関係ないかな。
今回の進行は、基本的にフィーネ視点と、ターシュヴェルト視点かもです。

ていうかもうキャラプロフページ必須レベルの内容になってるのに未だに身内の方しか設定知らないっていう事態になってます。大問題です。いい加減更新します。
(自分としてはキャラ絵出してからにしたかったけど、それ待ってたら3年かかる気がしてならないです)

それでは本編は追記展開からどうぞ!


もちろん他の大人たちが相手をしてあげればいいとは思ったが、それでは村の仕事に行けなくなってしまう。女性たちもせっせと働く中、彼らの遊び相手はロアしかいなかった。
「そういうことでしたか」
ロアの美しい髪の毛がくすんでしまうかのような様子がうかがえた。
Ep.26 気落ち語り



「さて、ここです」
ロアは気落ちした足取りを見せないように歩き、村の奥地で立ち止まった。ここが借り畑だ。
「ルーミンは来て居なさそうですね。野菜が残っているです」
時たま出てしまう姉と同じしゃべり方は常々どうにかしたいと思っているが、今はそれどころでもなかった。
Ep.27 無人



「ルーミンさんが居ないとなると……どこへ行ってしまったのでしょうか」
「山の方に居るのかもしれませんね……ひとまず戻りましょう。姉様たちもきっと戻ってきている筈」
暗雲たちこむこの場をとりあえず繕うために言ったが、私も不安と疑問が隠しきれない。……一体何処へ?
Ep.28 暗雲



「……」
私は木々に囲まれて見えない筈の場所を見つめていた。そんな私を見てか、背後から声が飛んでくる。
「名残惜しさがあるのか?」
あの場で過ごした時間は長い。倒れていた私を助けてくれた恩も忘れていない。
「いや、無いよ」
後悔も、恩義も、ここで捨てる。

Ep.29 旅立つ覚悟



「あああああもうつかれた。そういえばご飯食べてないじゃん。なんでフィーネさんとか普通に動いてるのさ…」
ドサッと尻餅をつくように座るベトゥーレンの言葉を聞いて思い出した。そういえば食事をとっていなかったのだ。
「トリミーアが倒れるのも無理はなかったですね…」
Ep.30 成果無し



「んまあ、水も飲んでなかったしね」
そこまで無理をさせていたとは。
「……」
「さて、と。お水とってこよっと」
ベトゥーレンはそう言ってふらつく足をなんとかしながら立ち去った。ロアもタルトもまだ帰ってきてはいないとなれば……希望は持っておきたいものだが。
Ep.31 僅かな希望



「あー……癒される。水って大事だよ。フィーネさん飲む?」
そう言って水の入った皮袋を差し出してきた。何気に水の入ったコップもあるように見えるのは、恐らくトリミーアの分だろう。
彼女の優しさを垣間見ながら、私は「いらないです」と言わんばかりに首を振った。

Ep.32 手渡す水



「わー!ロアのおにーちゃんすごい!」
「お花さいてる!」
「あはは。あまり土を無理させてはいけないからこれだけ。このお花を大事にしてあげてね。」
ロアは促進と再生の魔法を唱えて死にかけていた花を咲かせていた。
「すみませんタルトさん。お待たせしてしまって…」
Ep.33 花咲かせ



「命の行先をいたずらに変えてはいけないことは分かっているんです…最後だからこそ、綺麗にさせてあげたかったし、あの子たちに囲まれてきっと…」
「あなたなりの使命…ですか?」
「え……?」
「ふふ…冗談ですよ。ほら、急ぎですから。乗るですよ」
Ep.34 花の終わり



彼がそういう子だというのは知っていた。命の行先を変えるほどに力を持った子だということだ。私でも無し得ない魔法を彼は持っていた。
「……それにしても、ロアは魔法が上手いですね。私も精進するです」
「そんな…フィーネさんにはまだまだだって言われているのに…?」
Ep.35 命の行先



「ふふふ……それは姉様が悔しいからですよ。ロアはきっと素晴らしい素質を持っているですね。」
「そう…ですか?」
「そうです。さあ、飛びますよ!落ちるなんて無様な姿は見せないでくださいね!」
ぐいと翼を引き寄せ、そして次で地面を蹴り、羽ばたく。その時に見えた。
Ep.36 あの姿



「まってください!あれは……」
ロアの声でもしやが確信に至り始めた。
「なにごとですか!?も、もう飛ばないと――」
そして垣間見たその輪郭。まさに、
「――ルーミンさん!!」
次の行動は角度をつけて上昇し、其処に向かって降下を始めていたのだ。無意識なままに。
Ep.37 その姿は



「あっ――」
その時、私の背にいるはずの小さな身体がいないことに気づいた。
「わああああああ!!」
「ロア!!」
急降下する方向を翼を使って、身体を捻り、旋回……
「いけない!!」
と、私は回りきれず、一度ふわりと翼を仰ぎ減速させてしまった。
「間に合わ……」
Ep.38 落下



「うううう!!」
とても女性とは思えない声を上げながら、私は大きく方向を変え、ロアの落下地点へ降下を始めた。
「いけません!!」
「間に合う――」
――筈もない。一度失速して勢いがない。もうあんな下に……。
「あたりから離れて!!」
それはロアの叫びだった。
Ep.39 離れて!



「どういう……ことですか……!」
「二度は言えない。一番理解が良いはずの貴方がそこまで揺らぐことだったか」
「……まずったなぁ。動けるのはあたしだけってことか」
私が意識を失いかけているとき、ベトゥーレンは笑いながら言った。
「できれば…尻尾まいて逃げたいね…」
Ep.40 逃げ



「しかしまあ、どういうことかなぁ。ねえ?もしかして裏切りって感じ?」
ベトゥーレンは動揺を顔に見せないように会話を切り出した。足の震えも無し、毛も逆立てず、余裕な構えを見せて、隙と殺意だけを見せずにいた。
「裏切りだな。後悔など無いが」
答えはすぐ帰ってきた。
Ep.41 裏切り



「なるほどねぇ……まさかねぇ。あたしは此処に来たばっかりでよく分からなかったけどさー」
ベトゥーレンはくねくねとするように言葉を繋いで話を続けようとしていた。心の中ではロアたちが早く帰ってくるようにと焦りが募っていたが、外側だけは余裕を見せたかった。
Ep.42 虚勢



「聞くけど、裏切りってそれなりというか、かなり重い行為だと思うんだけど、どうするつもりなの? あたしたちからどうやって逃げるの?」
「答える必要があるとは思えないし、逃げ切れないことなど――」
足止めはもう無理と悟ったベトゥーレンは即座に急突進の態勢をとった。
Ep.43 急突進



「馬鹿なこと……」
「どっちがバカよ」
(まったく失礼するわね、エアーさん)
裏切り、逃げようとしたエアーに向けて無謀な突進を繰り出したと思ったベトゥーレンであったが、彼の背後にはトリミーアがいたことに気が付きその勢いを緩めることはしなかった。

Ep.44 無謀で確実



「あでっ!?」
(いたっ……)
「勢いを緩めればよかったものを……」
調子に乗ったベトゥーレンであったが、トリミーアが後ろにいただけであり、別に優位になった訳では無かった。
勢いづいた突進は既にいないエアーではなく、得意げな顔のトリミーアに当たったのだ。
Ep.45 確実なミス



(ぐう……)
「うう……」
「相変わらずだなベトゥーレン。トリミーアとの連携が全く取れないのは」
「余計なお世話だよ」
(本当、この黒いのと来たら)
「……そうね、そこの青いのとか」
「ふん……じゃあな」
(あっ、待ちなさ……!?)
「待つのはあんたよ」
Ep.46 待って下さい



(ちょっと、アイツを追っかけないと!)
「私たちじゃ返り討ちでしょって」
慌てふためくところを抑えつけられるトリミーアとは裏腹に、抑える側のベトゥーレンは動じず冷静に答えた。
(だけど……っ!)
ベトゥーレンは暴れるトリミーアを突き放し、冷ややかな目で見ていた。
Ep.47 冷酷



(なによ……)
「相手は龍だよ。あのタイミングで回り込んだあんたでさえ腕をつかむ余裕すら無いほどに、身軽な龍。下手すれば殺されて同然だったはず。わかる?」
かすかに憤りを見せるその一言は、トリミーアの何かに深く突き刺さったようで、彼女は黙り込んでしまった。
Ep.48 お情け



ベトゥーレンにとって――トリミーアにとってでもあるが――お情けで生かされることはかなり癪に障ることだった。
特にベトゥーレンは相当プライドを傷つけられたのか、顔が歪むほどに怒り心頭だったらしく、その顔を見たトリミーアですら唾を飲み込んでただ見つめるだけだった。
Ep.49 自尊心



「姉様っ! 姉様、しっかりしてください!」
「だめだよターシュヴェルトさん。今は寝かしておかないと」
「ベトゥーレン……ですが、姉様が……」
心配で仕方ない、という言葉を続けるのは、なぜか情けない気がしてやめてしまった。気絶している姉様を見つめてそう思った。
Ep.50 心配な姉
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